月別アーカイブ: 3月 2014

一つの言動が未来を変える

今月9日、京都・太秦映画村東側の住宅で殺人事件が起きました。まだ記憶に新しいと思いますが、クリーニング店の店主が隣家の男性に包丁で刺され亡くなった事件です。私は5年程前まで6年間、 この町内に住んでいました。殺された店主は私の二軒隣の方で、大変お世話になった方でした。報道の通り、よく声をかけてくださり ” 地元の顔役的な存在 ” でした。そして犯人は・・・実は、私の隣に住んでいた方だったんです。ですからこの事件はとてもショックでした。 店主との思い出は尽きませんが、ある時 こんな会話がありました。私がその地域に住んで1年程した時、隣家の方が引越しをされました。その時、この店主が 私の将来を考え「その家を買ってみては?」と強く勧めて下さることがあったんです。色々悩みましたが 断念後、その容疑者が入られました・・・今から思うと、もしあの時、家を購入していれば未来は変わったんだなぁ としみじみ思います。 選挙の時、” あなたの一票が未来を変える ”というキャッチフレーズをよく耳にします。その時は「まさか!?」とは思いますが、今回の体験により、一見 意味のないと思える行動でも、着実に未来は変わっていくのだと確信をしました。また、僧侶をしてますと「あなたの一言に救われました!」とわざわざ御礼を言いに来て下さることがあります。忘れていることも多く 気恥ずかしく思っていましたが、今回の事件で 日々の言動は大事にせねばならないと肝に銘じました。 以前のブログでも述べましたが、ひとりの人間は、家族や友人、知り合いなど、およそ300人と深いつながりをもって生活しているといいます。つまり ひとつの言動で、300人に直接影響を与えることができるのです。さらに、その一人ひとりがまた別の300人とつながりをもって生きているわけですから、300人×300人で、ひとつの言動が9万人に伝染する計算となります。 覚えておかなくてはなりません。私たちは9万人以上の人とつながっているのです。 人間は完全な言動ばかりできませんが、各人の言動によって補い合い、世の中が少しでも明るくなるよう祈るばかりです。今回、被害に遭われた店主のご冥福を心よりお祈り申し上げます。南無阿弥陀仏  

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。

3度目の追悼法要

本日、西願寺で東日本大震災追悼法要を勤めました。あれから3年の月日が経ちました。この ” 3年目 ” というのが、物事を継続するのに大事な時期となります。例えば法事。丸2年の3回忌までは 熱心に勤められますが、3年目からは 手を合わされる機会が減ってくるのが現状です。また この時期から震災の意識や報道も惰性的になりつつあります。 諺にも「石の上にも3年」、「3つ子の魂百まで」とあります。また 例えは悪いですが「3年目の浮気」という歌もあるほどです(笑)。つまり 物事を継続するのに3年目に入れば、もう一時の気まぐれではなく 継続することに意味が出てきて、それが大事な習慣になってくる。これが3年目の意義です。そんな中、今回の法要は 広報や組織の力を一切借りず 口コミでだけで、41人の方々にご参集くださいました。震災物故者の霊も さぞかしお喜びのことと存じます。ご参列の皆様には、心より感謝申し上げます。 実はこの法要は、寺内の者だけでも勤めようと思っていました。もし参詣の方があれば、琵琶説教を法楽にしようと思っていましたが、当日、飛び入りで 岡田さま、浅尾さまにハーモニカの奉納演奏をしていただきました。哀調のある音色で、場内があたたかな雰囲気になりました。また 昨年に引き続き、京都の里田さま御一行からボタモチの供養がありました。有志の方々と早朝から作って振る舞って下さり 大好評でした。 私が目指しているお寺は、みんなで作り上げていくものだと常々思っていましたが、本日  その形が見えてきたような気がします。これは震災被害者と、本日参詣の皆様との「出会い」によって できたものです。現代人が忘れかけてるもの、大切なものを思い出させてくれてくれた気がします。また来年も勤めます。また皆様の力で法要を作りあげたいと思っています。3度目の法要で多くのことを学ばせていただきました。合掌

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。