月別アーカイブ: 10月 2014

青年と老人の違い

先日、浄土宗・滋賀教区 青年会会長より、青年僧に向けての講演を頼まれました。会長は修行時代の同期で、共に30代最後の年となります。「お互い そんな立場の年齢になるのか・・・」と昔話に花咲きました。 浄土宗では 宗祖・法然上人が43歳で南無阿弥陀仏をお悟りになったことから、その年までが青年僧と呼ばれます。 考えてみれば、一般社会には 青年と老人の境目が明確ではありません。もちろん 会社の定年や、社会保障のために区切ることはありますが、人間として分けるのは不可能です。還暦の方にお年寄り。75歳の方に後期高齢者とは とても言えません(笑)。ある言葉を見付けました。 「 青年と老人の違いは年齢ではない。見つめる方向(目的)によって青年か老人かが決まる。すなわち、将来に希望を抱く者、前を向いて生きる者が青年であり、過去の栄光を引きずって生きる者、後ろを向いて生きる者を老人という 」 前回のブログと合致します。年齢による 体の老いは 仕方ありませんが、 ” 目的意識 ” を持って 心 は充実したいものです。そのために ” 出会いを大切にせよ ” と申しましたが、最高の縁は ” 仏縁 ” です。仏教との出会いによって ” 人生の目的 ” が教えられるのです。人生の目的とは ” 後生の一大事 ” を知ること。つまり、死後の行き先(救われ方)を明確にすることです。これさえ腑に落とせば、自らに降りかかる 様々な苦難災難に翻弄されることはありません。なぜなら この世の地位や名誉、財産に関係なく、最期は必ず救われるからです。その ” … 続きを読む

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目的意識

” 暑さ寒さも彼岸まで ” というように、過ごしやすい気候になってきました。これからの行楽シーズンには 様々な行事があり、僧侶は休む間もなく、布教活動に明け暮れます。周りは 過密なスケジュール を心配して下さいますが、私は ” 目的 ” を鮮明にして、前へ進むように心がけています。 こんな話があります。動物園の動物とサーカスの動物を比較すると、サーカスの動物の方が強くて 長生きするそうです。サーカスの動物は、より強いストレスを受けているわけですが、そのストレスはマイナスではなく、プラスに作用しているというのです。つまり、サーカスの動物は ” 目的 ” を与えられています。人間によって与えられた ” 目的 ” であるにせよ、目的を持つことによってストレスに耐えることができ、それが強くて長生きする原因になっているというのです。 たとえば、厳しい寒さの中に滝に打たれたり、水をかぶって行をしたりする修行がありますが、進んで修行する人にとっては、それが心身の鍛練となります。しかし、イヤイヤ 滝に入ったりしたら、とたんに風邪をひいてしまいます。一般社会でも同じです。目的を持っていれば、辛いことも、先輩のお叱りもプラスになります。 現代は「 ストレス = 悪 」 という言葉が蔓延していますが、それが逃げ控除になっていては、すべてがマイナスに働いてしまいます。何事も ” させていただく ” という意識が、ストレスをプラスに転ずるのです。まず 与えられた出会いに感謝しましょう。それが立派な ” 目的意識 ” となるのです。引きこもるのではなく、一歩 踏み出す勇気あれば 意外となんとかなるものです。昔、アグレッシブな先輩が「 … 続きを読む

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