月別アーカイブ: 9月 2017

介護施設へ慰問

先日、ある介護施設へ慰問に行きました。大事な檀家さまがお勤めの場所なので、喜んで参りました。利用者さんは地元の方々が多く、私の祖父母や父母のことをよく知る方々が多かったです。様々な ” 縁 ” によって、この場所に来たんだなぁ…と実感しました。 正直言いますと、京都での勤めと同時に 住職の役目を全面的に担うようになり、私のプライベートの時間は皆無です。ですから琵琶のお稽古は ほとんどできてません。現在は綱渡りの布教活動ですが、その分 私の人柄が音色や説教に出て良い と仰って下さる方も多くなりました。自己を高めることに懸命になっていた私にとって、不思議なほめ言葉です。それはその時期なんだなぁ … と 今を楽しんでします。 西郷隆盛師のお言葉です。 「人は克己心によって成功し、利己心によってしくじる。八分方(はちぶがた)うまくやってきたのに、後の二分でしくじる人が多いのはなぜか。うまくいくと利己心が大きくなる。そうなると用心を怠り、楽をしたがり、結果的にしくじるのだ」 人生は、人と人の繋がりによって成り立ちます。環境によって色々回り道はするでしょうが、克己心(自分の欲望をおさえる心・自制心)は忘れてはいけないと思います。人間は縁によって生かされているのですから … 。逆に 利己心(自分の利害だけをはかって、他人のことを考えない心)のみに生きる人は、一見、得しているように思えても、最後の肝心なところで 大きくつまづきます。大きな目標を持ちつつ、克己心を忘れないことが成功の秘訣です [これは ある檀家さまから学びました]。恩やお陰を忘れ、利己心だけの 餓鬼にならぬよう、バランス良く人生を送りたいものです。人生の晩年に、利用者さんのような笑顔がでれば最高です。そんなことを感じさせられた慰問でした。合掌

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地蔵盆

先月24日に地蔵盆を勤めました。毎年 船木町3ヶ寺が当番となって子供たちを迎えます。今年は西願寺が担当寺院でした。最近、子供の集まりが悪いので、寺内で色々作戦を立てて挑みました(笑)。その戦略が見事的中して、多くの子たちが参詣してくれました! 地蔵盆とは、地蔵菩薩の縁日(24日)に勤める行事で、お盆に近い8月か 旧暦の7月に勤めます。経典によれば、地蔵菩薩が 親より先に亡くなった子供が ” 賽(さい)の河原 ” で苦しんでいるのを救うという功徳があることから、お盆の時期に 子供の守り本尊として加護を祈る習わしがあるのです。 船木の地蔵盆では、この一年間に亡くなられた町内の物故者の方々の供養から始まります。その後、住職の法話、自治会長の挨拶、法楽(出し物)、お菓子を配り子供は解散。その後 座敷に移動し、遺族との親睦会があって全体の解散となります。つまり イベントを楽しむ行事ではなく、世代を超えて地蔵菩薩の加護や町内物故者の遺徳を偲び、時間と空間を共有する場所になっています。年代を超えて、一つのものに思いを馳せることが、今の日本にあるでしょうか?!。とても素晴らしい行事だと再認識しました。 刹那的な喜びを求める現代人に、しみじみと湧き上がる悦びを教えてくてた ひとときでした。夏の思い出として、子供たちの心に深く刻まれたことと存じます。ご協力いただいた皆々様に、心より感謝申し上げます。合掌

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