損得感情をストップ

令和最初のお盆参りも 中盤に差し掛かりました。世の中の 文化や風習に対する考え方が急激に変わってきた昨今ですが、西願寺では 変わらずお盆を迎えることができました。これは 先人からの信仰の力だと 心より感謝しています。

今年の夏は 特に暑いです(汗)。天気予報を見てますと 「夏日」「真夏日」「猛暑日」などと言いますが、それぞれ 25度、30度、35度以上を指すようです。毎日が猛暑日と熱帯夜(25度以上)で、バテている方も多いんじゃないでしょうか。また、温度と怒りは比例するという説もあって、イライラされてる方も増えています。たしかに寛容力がなくなり、何かとクレームをつけるのもこの時期です。夏のニュースとして、吉本興業の内紛、韓国の過剰反応、京都アニメーション放火の惨劇等々・・・相手を罵り、自らの損得を ぶつけ合う事件が多いのが気になります。また当事者でもないのに、傍聴者が 善悪や損得を主張し合い、感情の収集がつかなくなっているのも現代の特色です。

精神科医・斎藤 茂太氏のお言葉です。
多くの人はそれほど「頑張った」わけではないのに、
自分だけが損をしていると思い込みがちなのです。
それは、自分以外の人や組織が「得をしている」ように見えるからですが、
実はそんなに差がなかったりします。
よくいう「隣の芝は青く見える」という現象で、
実態を見れば自分が置かれている状況、
受けている待遇と変わらないことが多いのです。
かえって「得をしている」ように見える人が、
実は損をしていることさえあります。
社会的に受けるべき保障を受けていないなど、
その人が、本当に損をしている場合をのぞいて、
「損をしている」と考えるのはストップしたほうがいいでしょう。
「損をしている」と考えることをストップすると、
驚くべきことが起こります。
その瞬間に「得」をしはじめるのです。

(『なぜかやる気が出ない人へ』 成美文庫)

私(住職)への会話の大半は悩みです。対人関係や老い、病気、死・・・それぞれの言い分があり、涙なしでは聞いてられない話も多数です。しかし、善悪や損得、感情のくくりに悩まれている方は、そこに浸ってしまう傾向があります。自らが被害者なので、攻撃をしたり引きこもったりして 相手や環境が変わるのを待たれるのです。もちろんその通りで 同情しますが、残念ながら 他人が変わることは まずありません。一時期は内向きに心を見つめるのも良いですが、いつかは 損得感情をいったんストップして、前向きに捉える準備をせねばなりません。流れない水が次第に腐ってくるように、いつまでも悲劇の○○ではいけないのです。

「損をしている」と考えることをストップする・・・この癖を付けましょう。

それを小まめに出来る人が 幸福を呼び寄せるのです。俗に言う、なぜか上手くいってる人です。昔の方は この方向転換を 仏教の教え(ご縁、ご恩、ありがとう、おかげさま、因果応報、功徳)に上手く習慣化されたのだと思います。決して 損得や善悪を、幸不幸の基準にしてはなりません。清濁併せのむ精神が大切です。意外と人生(修行期間)は短いですよ。合掌

追伸:本日、夏の永代供養と お申し込み分の特別施餓鬼を勤めました。
あらゆる負の感情をストップされたい方は、お願い事を書いて8月31日までにお送り下さい。今月中なら、個別の特別施餓鬼を こちらでさせて頂きます。まずは第一歩です。お手伝いさせて下さい。(布施は自由、秘密は厳守)

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