昨日、毎日新聞の朝刊に私を取り上げて下さいました。新聞には幾度となく載せていただいてますが、個人を対象とした取材は いつまでたっても身が引きしまる思いがします。取材時に言われました。「住職の人生は 面白みに欠けますね。反抗期のエピソードや失敗談はありませんか?」。記者はユーモアのあるお方で、魅力を引き出したかったのだと思います。おじいちゃんおばあちゃんっ子だった私は、素直に育ちすぎて 記事にしづらいのかもしれません(笑)。
前回のブログ以降、人脈や組織に頼らず自己実現するには どうすればよいのか?という質問をよく受けます。人それぞれビジョンが違いますので 何ともお答えしづらいですが、何も世間に反抗する必要はないと思います。大きな失敗談も聞く分には楽しいですが、ないに越したことはありません。要は 限られたエネルギーの使い方が大切です。日々、どんな環境においても素直に学ぶ精神を持ち、「反省→感謝→報恩」を繰り返して 徳を積むのです。そして神仏や先祖を大切にすることで必ず導きがあります。これは ” 絶対の法則 ” です。さらにコツをあげるなら、人とは違うベクトル(方向性)をもって ピンポイントで精進すれば 結果が付きやすいと思います・・・つまんないですね~(笑)。そこで、心の師である松浪健四郎氏のお言葉を紹介しましょう。
「そこそこの大学、そこそこの会社にはいれたと満足していて、何がおもしろいのか。女にモテないとなにをウジウジ悩んでいるのか。やりたいことをやらない人生なんて、結局は会社や金、女の奴隷になって、一生を終わらせるだけじゃないか。男なら、もっと自分を輝かせる「ワル」になれ。「ワル」は、逆に会社も金も女も”手玉”にして、やりたいことをやる。かくいうオレが「ワル」の見本だ。オレは三流大学を出た”落ちこぼれ”だが、いまでは”ちょんまげヘア”の大学教授として、ちょっとした”有名人”にもなった。べつにへつらい努力をしたわけではない。他人とは違うオレのやりたいことに夢中になっただけだ。好きでやっているから楽しいし、ライバルが少ないからすぐにトップだ。どんなマイナーな分野でもトップになれば”東大エリート”なみの扱いを受けるから、女や金は向こうからやってきた。頭のよし悪しなんか関係ない。”みんなと同じ”ではなく、ちょっと違ったことをすれば、ビッグになる道はいくらでもある。それが「ワル」の生き方なんだ」(『もっと「ワル」になれ』 ゴマブックス)
記者は、こういう言葉を待っておられたのかも知れません(笑)。若かりし頃の私は、この「ワルの生き方」に 大きな影響を受けました。世間の価値観に流されず、群れずに我が道を進む。それも 人がしないことがよい・・・松浪氏の言葉は過激で 人を魅了しますが、でも結局、面白みがないと言われる 私の生き方に通じます。(女性にモテるモテないは別として・・・w)。何が成功か自己実現かは人それぞれですが、「ワル」の生き方はオススメです!。衣を着て こんな法話はしませんが・・・(笑)合掌