西願寺は天正12年(1584)に八幡城城主 豊臣秀次公を開基とする寺院です。
屋根は地元特産のヨシを葺いた葦葺(よしぶ)きで、
往時の姿を留めて立つ姿は威風堂々とし、
登録有形文化財(平成17年)、重要文化的景観第一号(平成18年)に
指定されました。
秀次公が祈願所として建立したと云われる当山は、
屋根瓦の古き良き町並みのなかで、ひときわ存在感をあらわしています。
西願寺の前身は、聖徳太子が八幡山に建てたといわれる4ヶ寺の1つ万願寺で、その寺領は八幡山の船木側の麓一帯を占めていました。現在でも山の手に蓮池と呼ぶ地番名が残っており、山号
宝池山(ほうちざん)の由来となっています。 |