昨日、先々代17回忌、先代の3回忌法要を勤めました。先々代は祖父、先代は父に当たります。
去年の先代一周忌までは檀家葬で勤めていただきましたが、今年からは金森家が施主になります。大したことは出来ませんが、祖父母や父が喜んでくれることは何だろう … と思いながら準備をしました。まずハードな面としては、この日に向けて本堂の畳替えをし、新畳で 最初に法事をすることができました。これは、来る4月21日の回番御忌(かいばんぎょき)に向け、慶祝事業の一環として成就したのですが、畳替えが完了したのが2月28日。この日は 奇しくも父の命日でした。回番御忌とは近江八幡市内12ヶ寺が当番制で回している10数年に一度の大法要ですが、これは先々代の発案だと聞いています。3巡目の西願寺の当番が今年の4月21日。この日は奇しくも祖父の17回忌の当日に当たります。檀信徒一同で成した、タイミングが合った畳替えでした。
またソフトな面として、自前で法要が出来たことが嬉しかったです。導師が祖母の実家・善教寺上人。役僧が母の実家・重願寺上人、そして先代の弟子だった水月尼。そして、中2の長男、小6二男が音頭をとって読経をしてくれました。私自身も、縁深き僧侶方に勤めて欲しいですし、まして、自分の孫やひ孫にお経を読んでもらったら これほど嬉しいことはないだろうなぁ … と思い、配役を決めました。
法事を勤めるのは大変です。時間もお金もかかりますし、気疲れもハンパじゃありません(笑)。しかし、施主として法事を行い学んだことは、一つ一つ意味を考えて勤めれば、必ず大きな縁や力に護られてることに気付くのです。あたかも亡き人と会話をして、幸せの確認作業をしている感覚です。この学びは 法事をせねば決してわかりません。法事というものは上手くできてるなぁ・・・また、次なる世代への無言の教えにもなるんだなぁ・・・過去・現在・未来と一本の線がつながり、自分の存在意義がわかり、有り難いなぁ・・・と思いました。また、その法事に携わる 住職の責任の重さも学びました。有縁の皆様、誠に有難うございました。心より感謝申し上げます。合掌
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