月別アーカイブ: 1月 2016

やりたいことをやる

本日、灘(なだ)中学校へ講演に行ってきました。灘校といえば進学エリート校で有名です。どんな子達が集まっているのか興味がありましたが、色々お聞きをすると、創立にあたって 講道館柔道の創始者・嘉納 治五郎 氏が顧問として参画しましたので、柔道の精神として唱えた「精力善用」「自他共栄」が校是となっているようです。ですから、柔道が全員 必須になっており、講演も柔道場で行いました。まさに文武両道の学校です。 また、生徒をできるだけ紳士として扱おうとしている為、明文化された校則がなく、風紀について大部分を生徒の良識に委ねるなど、自由な校風が特徴のようです。もちろん制服もありません。まさに” やりたいことをやる ” 。自主性を重んじた雰囲気の学校でした。 森山 透 氏のお言葉です。 「歩けるうちに、行きたいところへ行け」山へ、川へ、森へ、浜辺へ、外国へ…「目が見えるうちに、見たいものを見よ、美しいものを見よ」青い空や海を、緑の山々を、木々の青葉や紅葉を、子供たちのはね回る様を、色と形と大きさの違う花々を…「耳が聞こえるうちに、聞きたいものを聞け」鳥のさえずりを、岸辺に打ち寄せる潮騒を、木の葉を縫ってそよぐ風の音を、あどけない幼子たちの上げる喚声を。「やれるうちに、やりたいことをやれ」ピアノが弾きたい人はピアノの前に座って鍵盤を叩き、写真を撮って回りたい人はカメラのシャッターを押して回り、泳ぎたい人はプールに入って、民謡が好きな人は腹の底から声を張り上げ、絵が描きたかった人は絵の具をつけてキャンバスに置く…なぜそんなに急ぐのかと訊かれそうですが、せかそうというわけではなく、行うに躊躇する必要はないという意味です。何故なら「やりたくてもできない」ときがきます。それもそのときになって振り返ってみると、今との間にそれほどの長い時間が流れたとは思えないほど近い将来かもしれません。過去を振り返れば、10年、20年、いや30年という歳月が、どれほど短いものだったかは、私たちがよく知るところです。(『自分の「好きなこと」「やりたかったこと」をやろう』 サンガ) まさに その通りだと思います。住職も 正月から過密スケジュールになってしまい、やりたいことも ママなりません。やりたいことをやれるのは 若者の特権です。歳月の流れがいかに速いものか・・・聴講してくれた182名の子達は、阪神大震災を知らない世代です。21年前、当校も震災に遇い、保健室が臨時の診療所として使用され、体育館は緊急の遺体安置所として開放されていたことを記憶しています。先人の尊い行いは風化させてはいけません。人生の先輩は、謙虚に 歴史や経験を伝え、若者は、素直に その精神を継承しつつ、様々なことにチャレンジすることで 世の中が活性するものと存じます。その核となる精神が 現代人に足りないのだと思います。灘校の生徒諸君には、「精力善用」「自他共栄」の精神で、将来の日本国を牽引して頂きたいものです。合掌 「精力善用」・・・「心身の持つすべての力を最大限に生かして、社会のために善い方向に用いる」という精神。 「自他共栄」・・・「相手に対し敬い、感謝することで、信頼し合い、助け合う心を育み、自分だけでなく他人と共に栄えある世の中にしようとする」という精神。 ※浄土宗新聞2月号に琵琶説教が掲載されました。トップ画面の「掲載記事」から ご覧ください。

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ブレない信念

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。今年は申(さる)の年です。十二支の運勢でいえば、9番目の干支になりますので、9月をあらわします。つまり、草木が成長から成熟の段階へと移行していく運勢とされ、形となって 今までの成果が得やすい年となります。注意すべきことは、「申」という字は ” 稲妻 ” を表した象形文字だということです。稲妻は空をふたつに割ることから、吉凶が分かれ 流動的になりやすい年となります。しっかりとした見極めや舵取りが求められますので、目先の利益に捉われない ” ブレない信念 ” を忘れてはなりません。 アンドリュー・マシューズのお言葉です。 「今日種をまいたら、明日どんな見返りがあるの?」と質問する人がかならずいる。だが、明日得られる見返りは、「水を吸ってふくらんだ種」でしかない。今日まいた種が収穫となるのは、ずっと後なのだ。いま種を植えれば、実りが刈り取れるのは4ヶ月後になるだろう。自給自足の時代には、人々もこの考えをすぐに理解できた。しかしインスタントヌードルで食事をすませる時代では、それも難しい。フレッドは言う。「ちゃんとした職につけたらまじめに働くよ。皿洗いの仕事なんか、まじめにやってられるか」 それはちがうぞ! フレッド! まず努力ありきで、収穫はそのあとだ。この順序を入れ換えることはできない。(『自分らしく生きているかい?』主婦の友社) 世間には 種をまかずに収穫のことばかり考える人もいれば、種をまいても実にならないと考え、種をまかない人もいます。また、せっかくまいた種が実になるのを待てない人もいれば、種をまきすぎて 手に負えなくなる人もいます。どちらにせよ 申年(9月)は、草木が成長から成熟の段階へと移行していく年です。台風シーズンでもあり、人生設計が狂う場合もあるかもしれませんが、 ” ブレない信念 ” で中長期的な視野で精進したいものです。 私の今年の目標・・・それは檀信徒としっかり向き合うことです。西願寺を護持して下さる方々に還元していきたいと考えてます。具体的には 西願寺通信を発行したり、セミナー的なものを行ったり・・・保守的な地域ですので、戸惑われる方も多いと思いますが、楽しみながら 中長期的な寺作りをしていきたいと計画しています。近頃、イタズラに寺離れが叫ばれますが、まずは努力ありきで、収穫は後だと肝に銘じます。住職の ” ブレない新年 ” の誓いでした(笑)。今年もよろしくお願いします。合掌

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