月別アーカイブ: 7月 2015

プロレス観戦

世の中には、初対面の相手にしてはいけない話題があるといいます。「政治と宗教と野球」・・・しかし、宗教家からすれば 特に危険な話題とは思えません。逆に関心が高い分、相手の懐に入れるので 共感を得やすい話題です。しかし、世の中で ほとんど賛同が得られない話題があります。それは・・・プロレス好き・・・という信仰告白です。この話をすれば たいがいの人が眉をひそめ、「あれ八百長でしょ?」とか「流血が気持ち悪い」、「なんでロープに振られて返ってくるの?」・・・プロレスの話題に触れると、それまでの相手の笑顔が消え、冷たい目で見られる・・・あの瞬間はたまりません(汗)。はっきり言いますが、私はプロレスファンです。祖父の影響で もう30年くらいは見てるでしょうか。本日も観戦してきました。京都市武道センターはスゴイ熱気でした。   そもそも「日本のプロレス」は力道山が持ち込んだ輸入品でした。アメリカのプロレスはスポーツというよりも、どちらかといえばエンターテイメントという位置づけにあります。選手はプロレスラーではなくスーパースター、その試合を楽しむ人はファンでなく、ユニバースと呼ばれます。一方、日本のプロレスラーはあくまでスポーツ選手のカテゴリーに入ります。武道の国ニッポンでは、プロレスは観賞用スポーツとして発展を遂げてきました。そんな日本のプロレスに全世界が熱狂しているのはご存じでしょうか。 世界中のプロレスマニアが購入している『レスリング・オブザーバー』というニュースレターがあります。目の超えたマニアたちが愛読する世界で最も権威のあるプロレス業界紙ですが、その読者投票で、新日本プロレスの選手が上位を独占してるのです。2014年の投票でMVPのトップ5のうち3人が日本選手で、年間最高試合もすべて日本のプロレスが独占状態です。投票権を持つのは英語圏のファンがほとんどですので、いかに日本のプロレスが支持されているかわかります。このような時代に生で観戦できて、本当に幸せに思います。うんちくは この辺にしておきましょう・・・。 現代は 曖昧なものを排除しようという流れにあります。何でも白黒を付けたがり、正義という名目のもと 人を傷つける・・・もっと 大らかな視野で世の中を見れば、楽になるのになぁ・・・と思う今日この頃です。「昔はよかった」という言葉は、このような意味で使われるのだと思います。その感覚を養う訓練の一つがプロレス観戦にあると思います(笑)。そこには世の中のすべての感情やドラマが詰まっているからです。相手の攻撃を受けて受けて、さらに受けて立ち上がる、そして最後は 耐えきった者が勝つ!。仏教でいう ” 不動明王 ” のようなプロレスラーの姿に感動を覚える住職でした。合掌

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夏越の祓

一年の半分が過ぎました。12月の大晦日には一年の穢れを祓う行事が盛んですが、半年の穢れを祓う行事もあります。種々ありますが、有名なのは「夏越の祓(なごし の はらえ)」です。これは 神社にある「茅(ち)の輪」をくぐり、暑い夏を無事に越せるよう祈る儀式で、お盆を前に心身を清める意味もあるようです。聞くところによると、この時期は 人だけではなく牛や馬も海水に浸って身を清めるようです。生物にとって大事な節目なのかもしれません。皆、幸福を求めて生きているんですね。 安岡正篤 氏のお言葉です。「さいわい」にも幸と福と二字ある。学問的にいうと、「幸」というのは幸いの原因が自分の中にない、偶然的な、他より与えられたに過ぎない幸いを幸という。たまたまいい家庭に生まれたとか、思いがけなく上手い巡り合わせにぶつかったとかいう、これは幸。そうではなくて原因を自己の中に有する、すなわち、自分の苦心、自分の努力によって勝ち得たる幸いを「福」という。福の示偏は神さまのことだ。旁(つくり)は「収穫を積み重ねた」という文字だ。農家でいうならば俵を積み上げるという文字。神の前に蓄積されたるものが「福」である。 昔の日本人は、幸福というものをよくわかっていたのだと存じます。環境や身辺のさいわいは「幸」、心の充実やさいわいは「福」。この二つが合わさって「幸福」なんですね。現代人は「幸」ばかり求めているように思えてなりません。季節と共に生かされてることに感謝し、心身の幸せをバランスよく積むこそが ” 粋 ” だと感じる今日この頃です。 京都では「夏越の祓」に水無月(みなづき)を食します。かつて幕府や宮中では氷を口にして暑気払いををする行事がありましたが、庶民は氷を手に入れることはできないので、氷に見立てたお菓子を食べるようになりました。以来、氷片をを型取った三角形の「外郎(ういろう)」に、マメになるようにと小豆を散らした「水無月」を食べることが習慣になりました。小豆は悪魔払いの意味もあるようです。今年も信者様からの多くのお心遣い(水無月)を頂き、身と心とお腹が飽満(みちたり)ました!二夏は越せそうです(笑)。考えますと、現代は一般家庭にもエアコン等がありますが、昔は一夏を越えることに真剣になっておられたんでしょうね。当たり前のことに感謝したいものです。合掌

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