月別アーカイブ: 1月 2013

大寒

「大寒(だいかん)」です。「大寒」とは、一年でもっとも寒い時期という意味です。全国で 耐寒のための様々な行事が行われ、また、寒気を利用した食物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込む時期にもあたります。極寒という「負」を転じて、万物が強くなる時期でもあります。 この時期は、書家・相田みつを氏の『負ける練習』という詩が心に染みます。 「柔道の基本は受身 受身とは投げ飛ばされる練習 人の前で叩きつけられる練習 人の前でころぶ練習 人の前で負ける練習です。つまり、人の前で失敗をしたり 恥をさらす練習です。自分のカッコの悪さを多くの人の前で ぶざまにさらけ出す練習 それが受身です。柔道の基本ではカッコよく勝つことを教えない 素直にころぶことを教える いさぎよく負けることを教える 長い人生には カッコよく勝つことよりも ぶざまに負けたり だらしなく恥をさらすことのほうが はるかに多いからです。だから柔道では 始めに負け方を教える しかも、本腰を入れて 負けることを教える その代り ころんでもすぐ起き上がる 負けてもすぐ立ち直る それが受身の極意 極意が身につけば達人だ 若者よ 失敗を気にするな 負けるときにはさらりと負けるがいい 口惜しいときには「こんちくしょう!!」と、正直に叫ぶがいい 弁解なんか一切するな 泣きたいときには 思いきり泣くがいい やせ我慢などすることはない その代り スカッーと泣いて ケロリと止めるんだ 早くから勝つことを覚えるな 負けることをうんと学べ 恥をさらすことにうまくなれ そして下積みや下働きの 苦しみをたっぷり体験することだ 体験したものは身につく 身についたもの それはほんものだ 若者よ 頭と体のやわらかいうちに 受身をうんと習っておけ 受身さえ身につけておけば 何回失敗しても すぐ立ち直ることができるから・・・そして 負け方や受身の ほんとうに身についた人間が 世の中の悲しみや苦しみに耐えて ひと(他人)の胸の痛みを 心の底から理解できる やさしい暖かい人間になれるんです。そういう悲しみに耐えた 暖かいこころの人間のことを 観音さま、仏さま、と 呼ぶんです。」 人間は強そうに見えて、実は弱い生き物です。仏教では、このような我々を「凡夫(ぼんぶ)」と呼び「愚が者」だと断言します。しかし お釈迦さまは「愚者だからこそ救われるのだ!」と説かれます。今世、仏法真理に逢い、救われる身となるのは、凡夫に生まれたこそなのだと。様々なことに失敗し、受け身をとり続ける事によって、人間は凡夫を知り 謙虚になります。我々も人知を越えた 南無阿弥陀仏を信じ、一切万物を救おうとする力(アミターのみ光)を感じましょう。さすれば、魂がこの世一代限りのものでないことがわかってきます。「永遠の命」であるからこそ、今、本当にせねばならないことが見えてくるのです。凡夫(人間)に生まれたという「負」を転じて、今世、勝縁をつかむのが「絶対の幸福」であり、「人生の目的」であります。合掌

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。

小寒

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。暦は「小寒(しょうかん)」となりました。「小寒」とは、寒さが最も厳しくなる前とか、寒さが加わるという意味で、いわゆる「寒の入り」のことです。寒中見舞いは、本日から出し始めます。 皆様、どのような正月をお過ごしでしょうか。盆と正月は、日本の伝統的な二大行事ですが、最近は長期休暇を利用して、家を空ける方も多くなりました。しかし 盆と正月は、故人や先祖が あの世からお帰りになる期間であり、特に正月は「松の内」という呼び名の通り、「(先祖を)待つ」が訛ってできたという説もあります。本来は、家族親戚が集まって 神仏に思いをはせたり、先祖とともに楽しく過ごすというのが正月でした。 とんちで有名な一休さん(一休宗純)は、こんな歌を残されています。 「門松(かどまつ)は 冥土(めいど)の旅の一里塚(いちりづか) めでたくもあり めでたくもなし」 年齢を「満」ではなくて「数え」で数えていた時代には、誕生日ではなく、正月がくる毎に一つ年齢を加えていきました。めでたい門松も、それを立てるたびに年を重ねることから、次第に死に近づく 標示だと詠まれたのがこの句であります。「絶対の幸福」は、死を超越したものでないと得られないという警鐘ですね。 正月の「正」の字は「一+止」でできてます。何かと慌ただしい現代人ですが、どうか一度止まって、「人生の目的(自らの魂の行き先)」を見つめる月にしてください。菩提心を一つに止むることができれば、阿弥陀さまはもちろん、ご先祖さまも応援して下さり、「絶対の幸福」が得られます。その答えは、南無阿弥陀仏の中にあります。今年も1年、共に仏法真理を学んでいきましょう。宜しくお願いします。合掌  

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。