月別アーカイブ: 10月 2016

得度式

先日、10月8日に愚息2人の得度式を勤めました。得度とは僧侶になるための出家の儀式です。今年は先代が往生し、寂しい話題が多い西願寺でしたが、このような儀式を勤めることができ、本当によかったと思います。 得度を受けさせるには 本人達の決意が必要です。そのきっかけが 長男の小学校卒業時の作文でした。” 将来の夢 ”を題材とした文章が採用され、生徒代表として 多くの人の前で 否応なしにお釈迦様の弟子になる宣言したのです(笑)。 ブログに家族の記事を載せるのは気が引けますが、将来、息子たちが 人生の分岐点に読み返してくれたらと思い 記しました。二人は僧侶になるかわかりません。西願寺を継ぐか どうかもわかりません。しかし、多くの方に祝福され 得度をしたことは忘れてはなりません。初心を忘れず、仏の子として生きていってほしいと思います。 最後に二人が、檀家の前で申した御礼の言葉を記して ダメ押しをします(笑)。 「本日は、僕たち兄弟のために時間を作っていただきありがとうございました。これからも努力して頑張っていきたいと思います。優しく見守ってもらえたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします」金森隆将 「今日はありがとうございます。今、おじいちゃんがいてくれたら喜んでくれたかなぁと思ったら少し悲しいです。極楽から見守っていて下さい。僕も頑張ります。よろしくお願いします」金森隆文

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。

守破離

10月です。新年度から丸半年が過ぎました。皆さん、新しい環境になじんできて、別の悩みが出てきた頃じゃないでしょうか(笑)。今年 奉職寺院に入山した修行僧は、うまくモチベーションを保ちつつ 精進しています。 ただ 近年の修行僧は、時間に耐えれず 1、2年で退こうとする傾向にあります。3年程して やっと奥深さが見えてくるんですが …。現代教育の影響なんでしょうか。皆さんの環境でも 新参者がズケズケとマニュアルを作り、合理化を図ろうとしませんか?。あろうことか 修行僧でも入山していきなり、住職の立場で寺院を動かそうとする者がいます。伝統を無視して いきなり自分のやり方に変えようとする・・・新人の押し付けなんて 誰も聞かない・・・周りが付いてこず イライラする・・・退山をカードに 和を乱す・・・三毒煩悩(貪り→怒り→愚痴)のスパイラルに見事はまってしまうのです。こうなったら誰の助言も耳に入りません。修行のやり直しです。真理は 心の三薬(反省→感謝→報恩)だと 口を酸っぱく指導するんですが … 残念なことです。 日本には 昔から ” 守・破・離(しゅはり)” という言葉があります。意味を調べると、「まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる」とあります。 まず若者は ” 郷に入れば郷に従え ” です。型を作ることで 同時に器が広がっていくのだと思います。型にはまると「個性が死ぬ」という屁理屈は、忍耐力のない者の言い訳です。ものごとには段階があります。 ” 教えを守る段階(守) ” → ” 自主性と調和する段階(破) ” → ” 個性を発揮する段階(離) ”。何事にも言えることですが、まずは型を守ることが大切です(それで己を知ります)。優れている人から徹底的に学び、真似ることです。個性はその後、力を発揮します。順番を間違えないようにしないといけません。 … 続きを読む

カテゴリー: 未分類 | コメントは受け付けていません。