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徳本行者200回忌

先日、和歌山県は有田の西法寺さまにご縁をいただきました。このお寺の近く徳本上人が修行された場所があり、檀家の皆様で200回忌をお勤めになりました。 徳本行者はご存知でしょうか。上人は厳しい修行を行いながら南無阿弥陀仏を唱えて日本全国を行脚をし、庶民の苦難を救った江戸時代の念仏行者です。食事は豆の粉一日一合。朝は2~3時に起きて礼拝し、日中は山を歩きながら、夜は堂内で念仏を唱え、生涯を通して粗食だったと言われています。ちなみに睡眠時間は、16歳の頃からずっと2~3時間しかとらず、亡くなるまで横になって寝ることは無かったと言います。「五体投地の苦行」では、2月の寒さの中、真夜中に谷に入って水浴びをし、全身アカギレで血が吹き出し、「松の木の様だった」と伝えられています。信者は近畿、東海、北陸、信州、関東地方にも及び現在でも「徳本講」は引き継がれ、清貧の生き方は今なお人々に影響を与えています。いつも思いますが、どういった心境で修行されていたんでしょうか。 佐藤 富雄氏のお言葉です。 「ほめ言葉の御利益」というものがあります。きれいだとほめられた人ではなく、ほめた人のほうが美しくきれいになるという摩訶不思議な現象です。自律神経系は、人称の区別がつきません。主語を解さず、すべて言葉を発した当事者のこととして読み取ります。ですから、まわりにいる人をほめまくっていると、ほめ言葉の影響により、自分自身がどんどん美人になっていけるのです。(『自分を変える魔法の「口ぐせ」』 かんき出版) 修行の怖いところは、人称(主語)の区別がつかないので、恨みや自己顕示欲等にかられると、そのまま自分に返ってくるのです。その志いかんで、身を滅ぼすか、多くの人を救えるか・・・同じ修行をするにも結果が大きく変わってきます。その点、徳本行者は各地に徳本講ができ、200年後にも讃えられるということは、よほどの志の持ち主だったと存じます。前回のブログではありませんが「利己心」が身を滅ぼす・・・これは謙虚に受け止めねばと学びました。恩や感謝、お陰さま、ありがとう、こういった感情が自他共に救うのです。合掌

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