骨佛法要(令和元年)

本年も骨佛法要を勤めさせていただきました。今年は52名の方々と共に、東日本大震災の物故者を始め、各々の縁深き方々に 誠心を捧げました。例年の如く、お喜楽さまによるハーモニカ演奏、里田さま御一行による牡丹餅の振る舞い、また 巽聖花さまが初任給で煎餅の供養をして下さったり・・・西願寺らしい 真心の込った法要になりました。

今年の回向師は、宝積寺の岸川知徳上人
2年後の授戒会で回向をお願いしてます。知恩院にお勤めだけあり、素晴らしいお声でした^^

ハーモニカ演奏は5曲。皆さん大合唱でした!

今年の琵琶説教は「戦艦大和」
令和に入り、昭和の教訓を語らせていただきました。

私は 今年で住職10年の節目になります。といっても 行事に合わせて交代でしたので、実質 名前だけの住職でした。西願寺は 先代(父親)に任せっきりで、外で勉強してました。私の人生設計では、このような形が 最低10年は続く予定でしたが、3年前に先代が69才で往生し、自身の研鑽を含め、外での自己実現が難しくなってしまいました。そんな中、私が伺わなくても 皆さんが参ってくれるお寺になり、本当に嬉しく思います。

この10年間、色々ありましたが、ロビン シャーマの言葉に励まされました。
最期の日、わたしたちが持っていけるのは、
人生に意味をもたらしてくれた
すべてのすばらしい人生経験の思い出だけです。
そう考えると、ものを収集するより、
しあわせな思い出が残ることをして日々をすごしたいと思います。 
ささやかなことを楽しむ知恵をもってください。
そういったものがもたらす最高の思い出は、
多大なエネルギーをついやして追いかけている
どんな物質的なおもちゃより、
あなたの人生に価値を与えるでしょう。

(『3週間続ければ一生が変わる』 海竜社)

「諸行無常」と「苦しみ」が付きまとうのが、私たちの住む人間世界です。祈りを捧げる私たちも、いつか必ず最期の日はきます。どうせなら、たくさんの人に感謝して、たくさんの人に喜びを与えて、人との思い出を残していきたいと思います。合掌

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