誕生は 母苦難の日

立春が過ぎ、本格的な一年が始まりました。本日、2月15日はお釈迦さまの涅槃(ねはん)の日です。読者のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

西願寺の涅槃図
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私は1月28日で 45才になりました。有難いことに「年齢よりも若く見える ♪」と よくお世辞を言って下さいますが(笑)、裏を返せば ” 若い ” といわれる歳になってしまったんだなぁ(汗)・・・とつくづく感じます。(もちろん若く見えるというのはスキンヘッド効果ですw)40代というのは 20代のような体力はなく、70代のような貫禄や経験もない年代です。しかし、上下世代の役割(精神的、体力的なこと)を同じ立場で勤めないと サボってると思われる年代でもあり、また両世代の言い分(伝統と革新)もわかるので、心身ともに重圧がかっかて体調を壊してしまう・・・だから 厄年(役年)と言うそうです。世代の波に翻弄されそうですが、仏の加護を信じ、やれることを一歩づつ勤めたいと思います。

お役と言えば、先月、地元仏教会の会長を仰せつかりました。宗派を超えた26のお寺の方々と、地元興隆のために勤める所存です。まず初めの行事は「花まつり」。花まつりとは、4月8日のお釈迦さまの誕生をお祝いする行事です。地元の子供達を集め、誕生仏に甘茶を注ぎ、健やかに日々を送ることを願うのです。そんな準備をしつつ、自身の誕生日を迎えることとなり、ふと思いました・・・若い時は 誕生日と言えば、自分を祝ってもらうものばかりと思っていたが、同時に 自分を産んで下れた両親にも感謝する日でもあると・・・・。

こんな歌があります。
諸人(もろびと)よ  思いしれかし 己(おの)が身の  誕生の日は 母苦難の日

私で言えば、今から45年前のその日に、母は青竹を裂くような辛い思いをして産み、育ててくれました。そのお陰で今日の私があるのです。だから、むしろ自分の誕生日は親に感謝をし、お礼を申し上げる日でなくてはならないと思うのです。もっと言うならば、今まで育てて下さったご家族、地域、社会、先祖にまで感謝を広げることも大切です。花まつりでは、このような精神も伝えられる行事にしたいと思いました。

お釈迦さまをお産み下さったマーヤさまにも感謝を捧げます。

親子を一本の木に例えれば、ご先祖さまは根で 親(自分)は幹です。根幹がしっかりしていると、枝先(子孫)は栄えます。様々なご縁やみ恵みに感謝し、親は親であることを自覚して子を育て、子は親を大切にする・・・今、寺離れが増え、このような当たり前で一番大切なことがなおざりになってるのではないかと思います。これは、時代や世代、年代を超えた共通の真理だと存じます。こんな事を思う誕生日でした。合掌

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