東日本大震災追悼法要(平成27年)

本年も西願寺で東日本大震災追悼法要を勤めました。あの大震災から4年が経ちます。人々の記憶からドンドン消されていく中、今回も多くの方(65名)が手を合わせに来て下さいました。これこそが宗教の力だと思います。

私は 義務で参列する法要ではなく、” ぜひ詣りたい! ” と楽しみにして下さる場を目指しています。今年も 里田昭美さま御一行より「ぼたもち」の接待をして下さり、また、お喜楽さんより「ハーモニカ」の奉納演奏、また、近所の高田様より手作りクッキーの差し入れ等々・・・多くのお心遣いをいただきました。自分に出来ること(布施)を持ち寄って法要(追悼や感謝の祈りを捧げる時間)を行うのは、宗教にしかできないことです。お寺は悩み相談の場になることが多いですが、そういう方に是非、法要に参列していただきたいのです。大きな声でお念仏を唱え、法話を聞く・・・この空気を吸うだけで、必ず何かが変わるはずです。

医学博士の吉田 たかよし氏のお言葉です。「前向きな人に変身するには、何らかのきっかけが必要です。このことをなんとなく漠然と感じ取っている人は多いと思います。しかし、脳の仕組みの上からは、きっかけが必要だというのははっきりと断言できることなのです。後ろ向きな脳は、何事についても積極的な行動をとろうとしないので、脳に刺激が与えられません。そうすると、脳の機能は低下し、性格はさらに後ろ向きになってしまうという悪循環に陥るのです。反対に、前向きな脳は、次々と新しいことにチャレンジしようとするので、脳は新鮮な刺激を受けます。そうすると、脳は活性化し、いっそう前向きな性格になる、という好ましい循環を起こすのです。このように、ある分岐点を境にして、後ろ向きな脳は、ドンドン後ろ向きになり、前向きな脳はさらに、前向きになるという傾向があります」(『「前向き脳」のつくり方』 PHP研究所)

西願寺は ” 前向きになるきっかけ ” を作ります。今年も多くのご参列をありがとうございました。皆様のご浄財は、東日本大震災で苦しんでらっしゃる方々に寄付させていただきます。合掌

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