ヘッドピンの法則

前回、ぎっくり腰の話をしましたら、多くの方から励ましや お見舞いの言葉をいただきました。おかげさまですっかりよくなりましたが、油断せずに精進して参ります。

腰痛時にお世話になった整体の先生は、私と同年代の方でした。お互い あと数年で厄年ということもあり、無理は禁物!という話になりました。「40歳前後になると、若い頃のように無理がきかなくなる。しかし 社会的には まだまだ若者で、ストレスのかかる仕事がどんどん舞い込んでくる。弱音は怠惰に思われ、また自らも体力低下を認めたくない。そして無理に無理を重ねることによって心身に支障をきたす。これが ”厄の正体” ではないか?今回のぎっくり腰はその警告である」というのが二人の結論でした。結局、災いの正体は 様々な ” ズレ ” によって起こるということです。厄年でしたら体力と精神(年齢と経験)のズレ。また、ぎっくり腰も腹筋と背筋(筋肉と骨)のズレというように、人生は 物事の ” ズレ ” というものを最小限に抑えることが大切なんだと思います。そのためには、年相応の ” 力み加減 ” を極めなくてはなりません。

前回のブログで学んだ「運(ツキ)」。ツキの大切さを啓蒙されてる斎藤一人さんの教えに「ヘッドピンの法則」というものがあります。ヘッドピンとはボーリングの1番ピンのことで、先頭の一番手前にあるピンのことです。そのヘッドピンをうまく倒すと、後ろのピンが全部倒れる。そこを狙えという法則です。しかし経験の浅い者は、力任せに端っこから一本づつ倒そうとする。それでは効率が悪い。本当に成功しようと思うならば、10回投げるのでなく、” 渾身の一投 ” で 感動の連鎖 を起こしなさいというのです。

年を重ねるというのは、どの年代でも 様々なジレンマが起きることだと存じます。しかし真理のヘッドピンを狙い続けることによって、「見抜く力」と「倒す力(感動の連鎖)」が磨かれていくんだと思います。それが ” 智慧 ” というものではないでしょうか。心身に余分な力を入れず、はつらつと生きていく…これが物事のズレを最小限に抑える妙法だと学びました。合掌

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