感応道交

今、奉職寺院では仏名会(三千礼拝)を勤め、一年間の積もった罪を流す修行をしています。仏教徒は常に心を見つめ、心の平安が現象になって現れると解釈しています。心のアンテナを整える訓練をすると、色々なものが 必要な時に反応してくれることに気付きます。これを「感応道交(かんのうどうこう)」といいます。

例えば 先月末の連休は、琵琶説教に回ってました。11月23日に 四国は徳島県のご寺院に伺った際、隣のお寺で夕霧太夫(ゆうぎりたゆう)の墓が祀られていることを偶然発見し、回向させていただきました。夕霧太夫については、丁度、奉職寺院で2週間前に供養法要をしたばかりですので驚きました。呼んでおられたのでしょう。翌日24日は、静岡県・焼津でのお説教でした。ここでも 隣町の藤枝にお住まいの恩人のご訃報を聞き、説教後、信者の車で連れてもらい 枕経を勤めさせていただくことができました。翌25日は地元・滋賀でのお説教。静岡からの帰りの新幹線から竹生島の弁才天をお祈りした所、西願寺の門前で 白蛇がキリ-ク(阿弥陀仏の梵字)を象ってくれました。白蛇は弁天様の使いです・・・というように、ある3日間だけでも、様々な反応をいただき 気付かせて下さるのです。

日蓮宗・本行寺にある夕霧塚
江戸の高尾、京の吉野と並び称される夕霧は、類無き「才・色・品・情」を持ち、
多くの人を魅了したと言われます。夕霧の墓は徳島の他に、大阪、京都、和歌山にも墓があります。

ちょうど徳島へのお寺さまへお持ちしたお土産が、井筒八ッ橋本舗の「夕霧」でした。縁を感じます。

嵯峨釈迦堂・清凉寺で行われた夕霧祭
供養のため、島原から桜木太夫が来られました。

けい氏のお言葉です。
「スマホは自分が見たいモノしか映し出しません。ゲームもニュースも情報も動画も本もマンガもカレンダーも、すべて自分で選択して、より自分らしくなっていきます。ゲームが好きな人は、隙間時間(ちょっとした時間)までゲームができるようになりました。本が好きな人は本を、お笑いが好きな人はお笑いを、情報が欲しい人は自分が欲しい情報を、好きなだけ得ることができます。つまり、仕事が出来る人はどんどん仕事が出来る人になる一方、仕事が出来ない人はどんどん仕事が出来ない人になるということです。頑張る人、やる気がある人、情熱がある人、成長する気がある人には、成果が出やすい時代になり、二極化への流れは加速していくでしょう。頑張れば頑張ったなりの人生、怠けたら怠けたなりの人生。スマホの中身と一緒で、自分で選択できます。どう生きるかは、自分次第ですね♪」(魂が震える話)

「なにが正しいか?」は人によって違います。「どう生きるか?」についても千差万別です。しかし仏教は ” なぜ生きるのか? ” と言うことを明確に説かれます。仏教により ” 生きる目的 ” を会得すれば、おのずと「正しさ」や「生き方」が見えてくるのです。仏法を貪欲に求めるか否かで、人生を終える時に 魂の輝きが雲泥の差となって現れてくるのです。けい氏の仰るように、生き方は自分で選択できるのです。三蔵法師の時代は、命懸けで仏法を求め、虎に我が身を施した方もあります。また自らの生皮を剥いで、その教えを皮膚に書き留めても仏法を学びたいと願掛けされる法師もありました。そう考えると、今は恵まれた時代です。いつでも仏の教えが学べます。しかし、次に生まれ変わる時に仏教があるかはわかりません。どうぞ、この機縁に授戒会をお受けされることをお勧め申し上げます。合掌

白蛇がキリークの形で迎えてくれました。

阿弥陀仏をあらわす梵字。
「キリーク」

〈西願寺授戒会について〉
・参加費用は6万円に決定しました。あと先祖回向を承ります。参加者には戒名の巻物、数珠、袈裟、経本、浄衣をお授けします。(昼食あり)
・宗派は問いません。(但し、浄土宗の作法となります)
・執拗な勧誘は致しません。後に檀家になる必要もありません。
・あくまで修行ですが、勉強会の延長で信仰を深めていく感覚でいていただければと存じます。(希望者はイス席です)
・亡くなった方への授戒【贈授戒(おくりじゅかい)】、遠方や病気、仕事等で西願寺に来れない方(欠席)の相談もお受けします。
・定員になり次第、募集を締め切ります。ご了承下さいませ。

最近、種々の問い合わせが増えてます。授戒会の他、骨仏、永代供養、琵琶説教、葬式、ペット、水子供養等々は090ー6600ー6418まで 気楽にどうぞ。

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