気概

ご無沙汰してます。今月はじめてのブログとなりました。多くの皆様から心配のご連絡をいただき 恐縮しています。今月は 縁のある方、お一人お一人と真剣に向き合ってますと、1日24時間では足りない状態になりましたm(_ _)m

世の中は休養ブームです。アイドルグループ嵐の休養、スシローも従業員の要望に応え 一斉休業するなど、各々が時間を見直す傾向にあります。働き方改革も その風潮かもしれません。しかし 私自身は一週間(7日)のうち3日は西願寺、3日は奉職寺院、1日は琵琶説教の割合で、人の3倍動いています。正直、身体は強くありませんが、これを病気や事故がないことを前提に、休みなく続けています。いつでも心体が空いていることが 当たり前だと思われる存在です(笑)。損得勘定や時間に関係なく、家族を犠牲にしてでも心身を捧げる・・・現代の考えとは逆境しますが、これが住職であり 修行なんだと思います。人々が 高台寺で開発されたアンドロイド観音ではなく、生身の僧侶の説法が聴きたいとおっしゃって下さるのは、この気概の差ではないでしょうか。

イギリス生まれの児童文学作家、アンドリュー・マシューズの言葉が心に響きます。
直線が“最短距離”とはかぎらない。
この地球上においては、何事もスムーズな直線では進まないということです。
時に歩みを止め、
時に逆行しながら進んでいくのです。
潮が満ちてくる時、それは引いては返しながら、
少しずつ進んでいきます。
木の成長過程では、季節によって葉を落としながら、
そのたびに少しずつ縦に大きく伸びていきます。
葉を失い、自然と戦いながら、
木は大きく成長するのです。
ですから地球上の自然現象においては、
後戻りするように見えることも、
実は成長過程の1つの段階なのです。

(『人生の愉しみと成功の5つの決心』 三笠書房)

かっこ付けたことを申しましたが、やはり生身の身体です。できないことだらけです。マシューズ氏のお言葉どおり、本当に成果がでてくるのは 進んでは後戻りし、後戻りしてもあきらめず進み続けた時なんだと思います。少しづつ出来ることをしていきますので、今後とも宜しくお願いしますね^^。合掌

この姿も慣れてくれば、生身の僧侶よりも需要が出てくるかも知れません。
奈良のセント君がそうでした。当初の「気持ち悪い~」からの大人気・・・人の心も移ろいゆくものです。

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