彼岸【ひがん】になりました。お彼岸とは「彼【か】の岸」、いわゆる あの世を指します。ちなみに 我々の住む人間世界は「此【こ】の岸」、此岸【しがん】といいます。この世とあの世は三途の川で区切られていることから、この世とあの世を ” 岸 ” で表しているんですね。彼岸の時期は 春分の日 と 秋分の日を中日【ちゅうにち】として、前後3日間の一週間をいいます。丁度その頃は、太陽が真東から真西に沈むことから、西方極楽浄土(ご先祖様のいらっしゃる方角)が示されるので 先祖が身近になり、こぞってお墓参りをする風習があるのです。
ところで 墓参りをされている時には、何を考えてますか?よくある質問ですが、私は、神仏には ” お誓いごと ” 。先祖には ” お祈りごと ” をしなさいと答えてます。神仏には細々したことではなく、目標に向かって「こう頑張ります。見守って下さい!」と誓うのです。霊格の高い方ですから効果は覿面です。(神仏によって得意分野が違いますので、勉強してから詣って下さい)一方、ご先祖様には少々の愚痴はオッケーで、最後に ご自身や家族の安否を報告し、感謝を捧ればいいのです。ただ 一つだけしてはいけないのは、他人のせいにした愚痴です。仏教はどこまでいっても因果応報ですので、先祖も困ります。くれぐれもお気を付け下さいませ。
今回は、斎藤一人さんの新刊『斎藤一人 絶対、なんとかなる!』よりご紹介します。
「日本は、世界でも指折りの豊かな国です。
これだけ豊かに暮らすことができて、私たちはものすごく幸せなんだよね。
仕事だって、探せばいくらでもある。
心身に問題を抱えているとか、なにか特別な事情があるわけじゃなかったら、誰でもそれなりにお金を稼ぐことはできます。
お金が全然なくて暮らしていけないってことはないよね。
働けばお金が入ってくるし、それなりに生活ができる。
で、そう思ってる人は、ちゃんと生活しているんだよね。
ところが、自分にできる仕事を顔晴る(がんばる)こともせず、政治が悪い、役人が悪い、会社が悪いとかって、なんでもかんでも人のせいにする人がいます。
そうやって人のせいにすること自体、おかしいんだよね。
お金がなくて貧しいのではなく、その心が貧しいから、いつまでたっても豊かになれないんです。わかるかい?
政治が悪いって言うんだったら、じゃあ自分がやってみなって。
誰がやったって、今以上のことはできないと思うよ。
そもそも、素人がいきなり選挙に立候補したって、そう簡単に受からない(笑)。
受かるだけで大変だし、もし当選しても、そこからさらに大変なんです。
それを、はたから文句ばっかり言うのはおかしいよね。
私もたまに、「斎藤さんが政治家になったら、世の中はもっとよくなりますか?」とかって聞かれるんだけど、みんな一生懸命やっているの。
誰だって顔晴っているんです。
一人さんが政治家になったからって、急に世の中がよくなるようなもんじゃない。
第一、 私は政治家になるつもりもないですからね(笑)。
人のせいにして豊かになった人はいないよ。
人のせいにして幸せになった人もいないよ。
幸せなお金持ちになりたいんだったら、今、自分ができることから始めて、そこから雪だるま式に豊かになっていくしかないんです。
大丈夫。なんとかなるから。」
(『斎藤一人 絶対、なんとかなる!』斎藤一人 著 / マキノ出版より)
問題が起きたとき、何かのせいにするのは簡単です。自分は何もしなくて済むようになるからです。すべては良くも悪くも自己責任です。自らを省みて、素直な心(目標や感謝)をお供えすれば、神仏やご先祖様は必ず聞き届けて下さるでしょう。こぞってお参りして下さいませ。合掌