丑年の心構え(令和3年)

新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。さて、毎年初ブログは十二支に因んだお話をしてますが、今年の干支は丑(うし)です。丑年はどのように生活すればよいのでしょうか。

古来より丑年は忍耐が必要であるとされます。現在の世界情勢や景気を考えても、今年は耐えることが求められそうです。ですから 焦る気持ちを抑え、さらなる発展に備えるための年となるでしょう。昨年は子(ね)年で、良くも悪くも最初の一歩を踏み出しました。最初の一歩を踏み出した時、もう片方の足はまだスタート地点にあります。ですが丑年で二歩目を踏みだすと、完全にスタートから離れ後戻りはできなくなります。丑年を迎えるにあたり、これから12年の目標を確認し、そのための基礎を作る心がけが大切と心得て下さいませ。

また、牛は十二支の動物の中で最も歩みの遅い動物です。ですから 先を急ぐのではなく、着実な一歩を大切にしていかなければなりません。反芻(はんすう)を繰り返しながらの土台作りが大切ですね。私は物事を進めるときに、魔が差さないよう「おい、あくま!」と念じつつ取り組んでいます。

お・・・おこるな
い・・・いばるな
あ・・・あせるな
く・・・くさるな
ま・・・まけるな

西願寺は、今年、授戒会の年です。準備委員会の皆様が懸命に動いて下さり、80人以上のご参加を申し込んで下さいました。時節柄、なかなか難しい舵取りになりそうですが、未来のお寺にとっては、本当に大事な年になると存じます。それこそ忍耐の年になりそうです。怒らず、威張らず、焦らず、腐らず、負けないで精進して参ります。本年も宜しくお願いします。合掌

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