今宮神社にご奉納

京都の今宮神社にも 牛頭天王がいらっしゃいます。他社のように電流が走る感覚は一切ありません。とにかく「冷静で、上品なゴッチ」です。

この度、今宮神社の拝殿に提灯(ちょうちん)を献上するご縁に恵まれました。拝殿には62郷の提灯が掲げられてますが、令和元年から空きを待って、6年越しにようやく成就しました。他所の者が仲間入りをさせていただけるのは、本当に恐縮で有難い話です。

住職は、お賽銭(布施、寄付)を よく上げます。それだけの功徳があると知っているからです。しかし、お寺と神社では、お賽銭(布施、寄付)の意味が違い、使い分けています。

まず、基本的な事ですが
神社 → 神様
お寺 → 仏様

がいらっしゃる場所となります。

■神社でのお賽銭
神様に日頃の感謝の気持ちを伝えるために奉納するもので、「お礼」を込めて 神様にお納めするのです。

■お寺でのお賽銭
お賽銭は「お布施」の一種となります。布施とは「自分の財を施すこと」で、執着を解き放ち、徳を積ましていただきます。

ですので、
神社へのお賽銭 → 神様への感謝の意を示す
お寺へのお賽銭 → 仏様にお金を捧げ、執着を捨てる(霊格を上げる)という修行

つまり、お賽銭(布施、寄付)は「自分の願いを叶えてもらうため」に捧げるものではありません。感謝や敬いを捧げる行為です。何かを願うのでなく、感謝と敬いで業(カルマ)を厄祓いしてもらう感覚と言えばよいでしょうか

難しいと思われる方は、こう解釈して下さい。神社、お寺に共通して言えることは「○○になれるように頑張ります。 見守って下さい!」という ” お誓いごと ” としての心構えを持てばよいのです。

なかなか願いが叶わない方は、「お願いごと」ではなく「お誓いごと」で試してみて下さい。祈りの順序を変えるだけで、神仏と心が通じやすくなりますよ^ ^

住職は、提灯を献上するのだけに6年もかかりました。これは誓い続けた結果です。これは願いが叶っていなかったのではなく、今宮の牛頭天王が これだけの期間、修行を見守って下さった証だと認識しています。それが成就した今、感謝で心が満たされました。合掌

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