本年 最後のブログです。今年も 多くのご縁をいただきました。かけがえのない人との出会いや別れがあり、様々なお陰を感じた一年でした。そのような中、自分は何ができるのかと いつも考えます。人生は ” 恩返しの旅 ” なのかもしれません。その過程で、人は 喜び、ぶつかり、怒り、笑い、悲しみ、葛藤・・・色々な体験をします。人間関係に苦しみながら、されど独りでは生きられません。矛盾に満ちた世で、魂は成長してゆくのです。
世の中に恩返しをするには、自らの特性を見極めることから始まります。つまり、自分にしかない能力や個性を見つけることです。 ” オンリー・ワン ” と よく言いますが、これは結果平等の言葉でなく、自分には何ができるのかを考える前向きな言葉です。活躍の場は与えられるのではなく、自らが探さなくてはなりません。それが、オンリー・ワンの考え方です。近藤裕先生の言葉を見てみましょう。
「ナンバー・ワンになるには、ナンバー・ツーが必要だ。自分がナンバー・ワンになるには、競争相手を負かさねばならない。また、ナンバー・ワンになってからは、ナンバー・ワンを維持するために、追い越されないようにいつも気を遣っていなければならない。一方、自分にしかない能力や個性を伸ばし、1つのことの達人になることに専念するという生き方がある。それが、オンリー・ワンになる生き方である。オンリー・ワン(何かの達人)はひとりだけとは限らない。何人もいるかもしれない。あるいは自分一人だけであるかもしれない。それが結果的にナンバー・ワンになっているということもある。結果的にナンバー・ワンになるかどうかはともかく、大事なのは自分にとって満足のゆく人生を送ることではないか。そうすれば、オンリー・ワンになるための過程において充実した日々を過ごし、また、つねに輝いて生きることができるのではないか」(『人生をもっと楽しんで生きられる心理学』 三笠書房)
来年も 世の中のために、自分は一体何が出きるのかを考えていきたいと思います。どのようなご縁があるのか楽しみです。皆様、よいお年をお迎え下さい。合掌