前回のブログから2週間が経ちました。今、私は療養しながら ブログを記しています。実は、先月27日に急性垂炎の手術をしました。当日夜間、腹痛が治まらず病院に行ったところ、盲腸が数倍腫れあがっており、石のようなものが いくつも発見され、その日のうちに手術を施していただきました。これもご縁です。素晴らしい医師が担当して下さったため、術後も順調に回復し、感謝 感謝です^^。
こういうことがあると、日頃の自分が見直せます。私は現在、西願寺の住職、奉職寺院の主任、琵琶説教と様々な立場で動き回っています。大半は京都の奉職寺院で勤めていますが … 思えば 前回のブログからでも、檀家の葬儀、400人規模の琵琶説教が2ケ所、近江八幡市内 寺院の晋山式と落慶式、隣寺の12年に一度の法要の出勤等々、有休を取りつつの 分刻みスケジュールでした(汗)。また 手術をするにあたり、半月分の琵琶説教のお断りが7ケ所、さらに 法事や来客等への延期やお詫びの電話をしていると 手術間際になり、激痛さえ忘れてしまう程でした(笑)。そして 手術も成功し、やっとゆっくりできると思っていたのも束の間、翌々日に総代様のご尊父の往生で、京都から早期退院をし、お葬式の導師を勤めさせて頂きました。
文字にすると生々しいですが、忙しさというのは、誰でも こんなものじゃないでしょうか。しかし、自らの力で どうしようもできなくなった時、周りの手助けの有り難さを知ります。一人で生きているんじゃないんだと・・・。この手術で 様々な方にご迷惑をかけしましたが、その分、弟子や部下も育ち、また私自身も 己を見つめる時間をいただきました。
日本列島は急に冷え込んできました。木枯らしが吹いています。こんな日は、子供の頃にやった凧揚げを思い出します。タコは 逆風(向かい風)が吹いている時、グンと高く飛ばすことができます。逆に 追い風の時は 高く飛ぶどころか、飛ぶことさえも難しいのです。逆風(向かい風)を うまくとらえることが、凧揚げのポイントだったことを思い出します。人生を見ても、逆風の時、自分に対して負荷がかかっている時ほど、大きく成長していく時期だと思います。この縁を大切に、” 反省・感謝・報恩の精神 ” で器を広げていく所存です。合掌