法輪

先日、パソコンが壊れて ホームページの「お知らせ」が更新できなくなりました。いつも琵琶で説いている ” 諸行無常 ” を痛感しています(笑)。復旧するまで、ブログで更新しますので、ご確認くださいませ。

・平成26年1月1日午前10時より、西願寺本堂にて「修正会(しゅしょうえ)」を勤めます。お勤め→ミニ法話→お清め→御守授与→茶話で1時間程の行事です。どちらさまも気楽にお詣り下さいませ。ミニ法話は、住職が「午(うま)年の心構え」をお話します。

・12月21日号の「リビング滋賀」で琵琶説教を記事にして頂きました。インターネットの「今週のリビング滋賀」(P5)でもご覧いただけます。

 

さて、平成25年もまもなく終わろうとしています。今年も様々なことがありましたが、1年の世相を漢字一字で表現する「今年の漢字」は「輪」が選ばれました。選考理由はいくつかに分類できるようです。日本中が歓喜に沸いた「輪」としては、全体のチームワーク=「輪」で、2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催、富士山の世界文化遺産登録、サッカー FIFAワールドカップ2014 に日本代表の出場が決定したなど、大きな成果が上がったことがあげられます。

また、人とのつながりの「輪」を感じた例としては、全国で多発した自然災害に対する支援や助け合いの輪が、多くの人の印象に残ったと言います。台風30号で甚大な被害を受けたフィリピンや、NPOやNGOなどの相次ぐ支援と、国内だけでなく国境を越えた支援の輪が広がったこと。他に、NHKドラマ「あまちゃん」や「八重の桜」、プロ野球・楽天イーグルスの優勝によって東北地方が盛りあがるなど、各方面からの「輪」もありました。

未来に向けた更なる「輪」については、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定の交渉が佳境、アジア太平洋の「輪」に入るのかにも注目が集まったようです。

ところで、仏教での「輪」といえば「法輪(ほうりん)」を指します。法輪とは、お釈迦さまの説かれた教え(法)を ”車輪” にたとえて呼んだもので、仏教の象徴として祀られます。車輪は ”円盤形の武器” を意味し、仏の教えが行き渡る自由な動き。また、人々の邪見・邪信を砕破するのを、武器としての円盤の働きになぞらえたものです。今年一年、私も懸命に布教活動をして参りました。また来年も法輪の如く、グルグル・・・仏さまを「求心力」とし、我々僧侶は「円心力」となって、法を伝えていく所存です。皆様、良いお年をお迎え下さいませ。合掌

法輪

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